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時短家電はどれを買う?1時間あたりの値段で買う順番を決めた

黒とゴールドの高級キッチンに並ぶ食洗機と自動調理鍋 家事代行

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最終確認日:2026年8月23日

時短家電を4つ調べて、1時間あたりの値段を出しました。4つとも「買い」です。宅配クリーニングのような時短サービスが1時間あたり2,500円ほどなのに対して、家電は100円台から200円台。桁がひとつ違います。一度買えば何年も効き続けるからです。

なのでこの記事で考えるのは「買うかどうか」ではなく、どれから買うかです。

そして計算してみて、自分でも意外だったことがひとつあります。本体価格だけで並べた順位と、電気代を入れた順位が違いました。いちばん割がいいと思っていたドラム式洗濯乾燥機が、3位に落ちます。

前提:家事に1日どれだけ使っているか

総務省の令和3年社会生活基本調査によると、家事関連時間は女性が1日3時間24分、男性が51分です。買い物や育児を含んだ数字ですが、女性側は年間にすると1,200時間を超えます。

この時間を減らすのに、いくらかかるのか。計算はこの式でそろえました。

(本体の差額 + 7年分の電気・水道の差額)÷(1日に浮く時間 × 365日 × 使用年数)

使用年数は7年(ロボット掃除機のみ稼働部品が多いので5年)としました。長く使えば単価は下がるので、控えめな見積もりです。


1位 食洗機 — 1時間あたり約110円

据置型の人気機種で93,800円ほど。工事不要のタンク式ならもう少し安い機種もあります。

手洗いに毎日25分かかっていたものが、食器を入れて回すだけの5分になれば1日20分の短縮。年間122時間、7年で852時間です。

93,800円 ÷ 852時間 = 約110円

食洗機は手洗いより水の使用量が大幅に少ないかわりに電気を使うので、水道代と電気代はおおむね相殺されます。ここでは差額をゼロとして計算に入れていません。手荒れが減るという副産物もありますが、これも金額には直していません。

壁になるのは設置スペースと分岐水栓の工事です。賃貸で工事ができない場合はタンク式になりますが、給水を毎回手で入れるぶん短縮時間は少し目減りします。


2位 電気圧力鍋・自動調理鍋 — 1時間あたり約112円

シャープのホットクック2.4Lタイプで54,199円ほど。材料を入れてボタンを押せば、火加減の調整も鍋の見張りも不要になります。

浮くのは鍋につきっきりになる時間です。煮込み料理で1回20分、週4回として年間69時間。7年で485時間。

54,199円 ÷ 485時間 = 約112円。電気代はガスコンロで煮込む場合と大きくは変わらないので、ここも差額ゼロとしています。

この家電の特徴は、浮く時間がまとまった形で返ってくることです。20分ずつ細切れに浮く食洗機と違い、鍋を仕掛けてから完成までの30〜60分は完全に手が空きます。その間に外出できるなら、実際の価値は計算より大きくなります。

逆に、炒め物と焼き魚しか作らない家庭では出番がありません。煮物・カレー・スープをよく作るかどうかで価値が変わります。


3位 ドラム式洗濯乾燥機 — 1時間あたり約197円

ここが今回いちばん計算しがいのあったところです。

消える作業は「干す」と「取り込む」の両方で、1日25分。年間152時間、7年で1,065時間。浮く時間は4つの中で断トツに長いです。

価格は8万円台から30万円以上まで幅がありますが、ヒートポンプ式で15万円前後が現実的な線。ここで大事なのは、洗濯機はどのみち必要だという点です。縦型なら6万円ほどなので、比べるべきは差額の9万円になります。

9万円 ÷ 1,065時間 = 約85円。この時点では堂々の1位でした。

乾燥の電気代を入れると、順位が落ちる

1回あたりの電気代と水道代を比べると、こうなります。

縦型(洗濯のみ・外干し)ドラム式ヒートポンプ(洗濯+乾燥)
電気代6.8円68.8円
水道代37円22円
1回合計43.8円90.8円
電力量料金31円/kWhで算出された数値をもとにしています。ドラム式は節水性が高いため水道代は安く済みますが、乾燥の電気代がそれを上回ります。

差は1回あたり47円。毎日回せば年間で約17,000円、7年で約12万円です。

本体の差額9万円に、この12万円を足すと21万円。1,065時間で割ると約197円になります。1位から3位に落ちました。

「ドラム式は節水だから電気代が上がっても得」という話をよく見かけますが、それは縦型でも乾燥機を使う場合の比較です。外に干している人がドラム式に替えるなら、光熱費は確実に上がります。

それでも197円は時給よりずっと安く、浮く時間も最長です。3位という順位は「後回しでいい」という意味ではなく、思っていたほど圧倒的ではないという意味だと受け取ってください。

もうひとつ正直に書くと、乾燥フィルターの掃除という手間が毎回増えます。1回1分ほどですが、サボると乾燥時間が伸びます。


4位 ロボット掃除機 — 1時間あたり約231円

相場は5万円台から7万円ほど。掃除機をかける15分が週4回で消えるとして年間52時間、5年で260時間。

6万円 ÷ 260時間 = 約231円

他より高く出た理由は2つあります。ひとつは掃除機がけがもともと短い作業であること。もうひとつは、走らせる前に床のものをどける手間が新しく増えることです。コード、脱いだ服、子どものおもちゃ。ここを片付ける5分を引くと、実際の短縮はさらに小さくなります。

それでも時給よりは安いので「買い」ではあります。ただ4つのうち最後でいいというのが計算の答えです。床にものを置かない生活が先にできていないと、期待した時間は浮きません。


買う順番

家電1日に浮く時間本体だけ光熱費込み
1食洗機20分約110円約110円
2電気圧力鍋11分約112円約112円
3ドラム式洗濯乾燥機25分約85円約197円
4ロボット掃除機8分約231円約231円
価格は2026年8月時点の一般的な実売水準。使用年数は食洗機・調理家電・洗濯機が7年、ロボット掃除機が5年。

本体価格だけを見て買う順番を決めると、ドラム式が最優先になります。光熱費を7年分足すと入れ替わる。買い切りに見えて、実は毎月お金がかかり続ける家電があるということです。

4つそろえると1日64分、年間で約390時間が浮きます。かかる費用は光熱費込みで約42万円。ならすと1時間あたり約157円です。同じ390時間を宅配クリーニングのようなサービスで買おうとすれば100万円近くかかるので、家電のほうが圧倒的に安いという結論は変わりません。


この計算が当てはまらない場合

  • 一人暮らしで洗濯が週2回なら、ドラム式の分母が3分の1になり1時間あたりは大きく上がります。逆に光熱費の差額も3分の1になるので、順位はほぼ変わりません
  • 外食が中心なら食洗機と電気圧力鍋の出番が減ります。自分の生活で何分使っているか、1週間だけ計ってみるのが確実です
  • 花粉症や、日中に家を空けるなら、ドラム式の価値は時間だけでは測れません。外干しという選択肢がそもそも取れないからです
  • 設置場所がないのは金額では解決しません。ドラム式は縦型より奥行きがあり、防水パンに載らないことがあります。買う前に採寸してください


ロボット掃除機を公式ストアで確認する

床の片付けまで含めて時短になるか見極めたうえで、候補機種の仕様や保証条件は公式ストアで確認してください。

まとめ

  • 時短家電はどれも1時間あたり110〜231円。時給と比べるまでもなく安い
  • 買う順は食洗機 → 電気圧力鍋 → ドラム式 → ロボット掃除機
  • ドラム式は本体だけなら1位。乾燥の電気代を7年分入れると3位に落ちる
  • 洗濯機のようにどのみち必要なものは差額で考える
  • ロボット掃除機は新しい手間(床の片付け)が増えるぶん割が落ちる

自分の時給がまだ分からない方は、自分の時間を時給換算するといくら?を先に読んでください。サービスで時間を買う場合との比較は宅配クリーニングは時間を買う価値があるのか?にまとめています。

※ 価格は2026年8月23日時点で確認した一般的な実売水準です。モデルチェンジやセールで大きく変動するため、購入前に最新価格をご確認ください。家事時間は総務省「令和3年社会生活基本調査」、洗濯機の電気代・水道代は電力量料金31円/kWhで算出された比較値によります。

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