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家事代行は得?立ち会い有無で時間単価が3倍変わる

高級感のあるキッチンに置かれた家事代行用の掃除道具と砂時計 家事代行

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最終確認日:2026年8月29日

家事代行は、このサイトで扱うサービスの中で唯一、時間の値段が料金表にそのまま書いてあるサービスです。1時間1,500円と書いてあれば、それがそのまま時間の値段になります。

……と言いたいところですが、実際はそう単純ではありませんでした。料金表の数字より安くなる理由と、高くなる理由が、両方あるからです。

結論を先に書きます。不在対応が使えるかどうかで、答えが正反対になります。

家事代行の料金相場

家事代行には2つの型があります。個人と直接つながるマッチング型と、会社が人を派遣する企業型です。

1時間あたり代表例特徴
マッチング型1,500円〜タスカジ個人と直接契約。安いが、人選びは自分の責任
企業型2,500〜5,000円CaSy 2,790円
ベアーズ
研修・補償・サポート窓口つき。担当者が変わっても品質が安定しやすい
定期利用の場合の目安。ベアーズの初回お試しは3時間10,890円(1時間あたり3,630円)。スポット利用は定期より割高になるのが一般的です。

時給1,690円の人がこの表を見ると、マッチング型はほぼ互角、企業型は割高に見えます。ここで判断を止めてしまうと間違えます。


安くなる理由:プロは自分より速い

3時間の依頼で、自分がやったら3時間で終わるとは限りません。手順が決まっていて道具の使い方に慣れている人は、素人より確実に速いからです。

ここでは控えめに1.5倍としておきます。3時間の依頼で、自分なら4.5時間かかる量の家事が片づく計算です。

この前提で計算し直すと、こうなります。

  • タスカジ 1,500円 × 3時間 = 4,500円 ÷ 4.5時間 = 1時間あたり1,000円
  • CaSy 2,790円 × 3時間 = 8,370円 ÷ 4.5時間 = 1時間あたり1,860円

マッチング型は1,000円まで下がりました。時給1,690円の人にとっては明確に買いです。企業型も1,860円まで下がり、ぎりぎり届かない位置まで来ました。


高くなる理由:立ち会うと、その時間は浮かない

ここが最大の落とし穴です。

家事代行を頼んでいる3時間、自分が家にいて立ち会っているなら、その3時間は自由になっていません。外出できず、来客対応もでき、指示を求められれば手を止める。実際に浮いた時間は、4.5時間から立ち会いの3時間を引いた1.5時間だけです。

  • タスカジ 4,500円 ÷ 1.5時間 = 1時間あたり3,000円
  • CaSy 8,370円 ÷ 1.5時間 = 1時間あたり5,580円

どちらも完全に見送りの水準です。同じサービスなのに、立ち会うかどうかで3倍違います。

不在で頼める立ち会いが必要
タスカジ(3時間)約1,000円約3,000円
CaSy(3時間)約1,860円約5,580円
時給1,690円ならマッチング型は買いどちらも見送り
プロの作業速度を自分の1.5倍として計算。立ち会い時は、依頼時間ぶん自由時間が減るとして算出しています。

初回は打ち合わせがあるので立ち会いが必要ですが、2回目以降を不在で頼めるかどうか。ここだけは契約前に必ず確認してください。鍵の預かりに対応しているか、対応する場合の条件はどうか。この1点で、このサービスを使う意味があるかどうかが決まります。


時間を買うのではなく、能力を買う場合

家事代行の話をすると必ず出てくるのが、エアコンクリーニングや水回りのハウスクリーニングです。ただしこれらは、時給換算の対象外だと考えています。

理由は単純で、自分では同じことができないからです。エアコンを分解して内部を洗浄する作業は、素人がやると故障や水漏れのリスクがあります。市販のスプレーで表面を拭くのとは、そもそも別の作業です。

これは時間を買っているのではなく、自分にはない能力を買っている。だから「自分でやったら何時間」という比較が成立しません。

このサイトでは、判断できるものだけを判断します。エアコンクリーニングのように代替手段がないものは、時給ではなく必要かどうかで決めてください。年1回で1万円前後なら、迷うほどの金額でもありません。


何を頼むと得か

同じ1時間を頼むなら、自分がやると特に時間がかかる作業を回すほうが得です。プロとの速度差が大きいほど、1時間あたりの値段が下がるからです。

  • 向いている:水回りの掃除、換気扇まわり、窓・サッシ、まとめての作り置き。手順とコツで大きく差がつく作業です
  • 向いていない:洗濯物を干す、食器を洗う。速度差がほとんど出ないうえ、時短家電なら1時間あたり110円で解決します
  • 買い物代行:頼めるサービスもありますが、ネットスーパーが1時間あたり330円なので、そちらのほうが安く済みます

家電で解決できる家事に人を呼ぶのは、いちばんもったいない使い方です。家電にできないことだけを人に頼む。これが順番として正しいと思います。


どのくらいの頻度で頼むか

頻度で迷う人は多いはずです。結論から言うと、月2回・1回3時間あたりが現実的な出発点になります。

1回2時間だと、移動と準備を除いた実作業が短くなり、頼める範囲が限られます。かといって週1回にすると、いちばん安いマッチング型でも月19,500円。金額の実感が先に立って、続かない人が多いはずです。

依頼する時間帯も効きます。平日の日中は空きが多く、料金も抑えめに設定されていることがあります。在宅勤務の日に、不在対応で入ってもらうのがいちばん噛み合う形かもしれません。

頻度タスカジ(月額)CaSy(月額)浮く時間
月1回・3時間4,500円8,370円月4.5時間
月2回・3時間9,000円16,740円月9時間
週1回・3時間19,500円36,270円月19.5時間
不在で頼める前提。プロの作業速度を自分の1.5倍として、浮く時間を算出しています。

月2回なら、水回りと床をひと通り任せて、あいだの2週間は自分で維持する形になります。ゼロから汚れを落とす作業がなくなり、維持だけになるので、日々の掃除も軽くなります。ここが実感として大きい部分です。

まず月1回で始めて、続きそうなら月2回に増やす。この順番が失敗しにくいと思います。


計算に入らない部分

他人が家に入ることへの抵抗感は、金額では埋まりません。貴重品の管理、片付けてから来てもらうという逆の手間、担当者との相性。マッチング型はここが自己責任になるぶん安く、企業型は会社が引き受けるぶん高い。価格差の正体はそこです。

「家事代行を頼むために掃除をした」という話はよく聞きます。最初の数回はそうなるものだと考えておくと、落胆せずに済みます。



家事代行を実際に試して判断したい方へ

カジタクはイオングループの家事代行サービスです。記事内の計算を自宅の条件に当てはめたうえで、対応エリアやプラン、最新料金を公式ページで確認してください。

家事の外注は日常だけでなく、引っ越し前後の集中作業にも使えます。荷造り・荷解きの料金と時間は、引っ越し作業を外注する損益分岐点にまとめました。

まとめ

  • 相場はマッチング型1,500円〜、企業型2,500〜5,000円
  • プロは自分の1.5倍速いので、実際の1時間あたりは料金表より安い
  • ただし立ち会うと3倍に跳ね上がる。不在で頼めるかが最重要
  • 不在で頼めるなら、マッチング型は1時間あたり約1,000円で買い
  • エアコン清掃などは能力を買うもの。時給では判断しない
  • 家電で解決できる家事は、人に頼まず家電に任せる

自分の時給がまだ分からない方は、自分の時間を時給換算するといくら?を先に読んでください。

※ 料金は2026年8月25日時点で確認した目安です。地域・時間帯・依頼内容・スポットか定期かで変わります。不在対応の可否や鍵の預かり条件は各社で異なるため、契約前に公式サイトでご確認ください。作業速度1.5倍は一般的な想定であり、保証された数値ではありません。

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